【開催趣旨】
マイナンバーの活用拡大、AIの進展などのDXが進む中、サイバーセキュリティが主要な経営リスクとなるだけでなく、重要な社会的課題となっています。さらに経済安全保障やサプライチェーンリスクへの考慮が必要となる等、システム監査が対応すべきスコープも広がっています。改訂されたシステム監査基準、システム管理基準の具体的な指針としてのガイドラインが公表される中で、サイバー時代のリスクマネジメントとシステム監査を様々な観点から議論します。
また、研究成果(一般公募)の発表も行います。本学会会員のみならず、コンピューターサイエンス、情報システムの企画・開発・運用、情報セキュリティ、リスクマネジメント、内部監査、会計監査、外部監査・認証などの領域において理論と実践に携わっている関係各方面の方々のご参加をお待ち申し上げております。
【プログラム】午前の部
10:00-10:05 | 開会 | |
<研究発表(午前)> コメンテーター:名古屋文理大学 吉田 洋氏 | ||
10:05-10:40 | AI監査のフレームワークに関する研究 A Study on the Framework of AI Audit 報告者:中野 雅史氏(東洋大学) AIガバナンスを実現する上で、AI監査は非常に重要な役割を果たすことが期待されている。しかしながら、AI監査は、システム監査だけでなく他の監査との連携も重要になる。例えば生成AIであればシステム監査の監査要点だけでなく、法的・倫理的な監査要点など多岐にわたり、従来のシステム監査のフレームワークだけでは対応が困難になることが予想される。そこで、本報告では、まずAI監査について考察を行った上で、今後のAI監査の実施に向けたAI監査のあるべきフレームワークについて検討していく。 |
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10:40-11:15 | 改訂内部統制基準における「ITへの対応」 Considerations regarding "The Response to IT Environment" of Revised Standards of Internal Control Over Financial Reporting 報告者:堀江 正之氏(日本大学商学部・大学院商学研究科教授) 約15年ぶりに内部統制基準が改訂され、経営環境の変化を反映すべく「ITへの対応」についての拡充が図られた。本報告では、報告対象の拡大、ガバナンスやERMとの関連づけ、3線モデル、リスクアプローチの徹底など、新たに盛り込まれた重要な改訂ポイントを踏まえて、新しい「ITへの対応」のあり方についての解説と検討を試みたい。 |
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11:15-11:50 | Society 5.0時代における内部統制の整備・運用とそのシステム監査の考察 The design and operation of internal control and systems audits on it in the Society 5.0 Era 報告者:成田 和弘氏(システム監査技術者, CIA , CISA) 我が国の目指すSociety5.0には複雑なシステム・オブ・システムズで構成されるサイバー・フィジカルシステム(CPS)の社会実装とアジャイルガバナンスが必要であるとされる。そして、デジタル化の進展により今日の組織を取り巻くビジネスの変化、技術の進展は益々加速し、サイバーリスクは組織の内部統制や全社的リスクマネジメントにも大きな影響を与えるようになっている。改定から10年を経過したCOSOの「内部統制の統合的フィレームワーク」、同じく6年を経過した「全社的リスクマネジメント」の考え方を改めて確認し、Society5.0時代に相応しい内部統制の整備・運用およびそのシステム監査について考察する。 |
【プログラム】午後の部
13:00-13:30 | <会長就任記念講演> デジタル社会に貢献するシステム監査 How could system audits contribute to a digital society? システム監査学会会長 島田裕次 AI、生成AI、IoTといったデジタル技術の急速な進展によって社会が大きく変化しようとしている。一方、システム監査基準・管理基準が改訂され、システム監査への期待も高まっている。このような変革期には、原点に立ち戻って将来を考えることが重要である。本講演では、システム監査の原点に立ち戻って、社会にどのように貢献すべきかを検討する。 |
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13:30-13:35 | 休憩(5分) | |
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13:35-15:05 |
パネルディスカッション(前半) サイバー時代のリスクマネジメントとシステム監査 Risk Management and Systems Audits in the Cyber Age パネリスト:CIAフォーラム g6「経営に資する付加価値の高いシステム監査研究会」 座長、CIA、CISA 古里 和久氏 株式会社 ユニメディア 常勤監査役 塩見 之郎氏 赤坂山王総合法律事務所 弁護士 荒木 哲郎氏 日本大学 商学部・大学院商学研究科教授 堀江 正之氏 システム監査学会 会長 島田 裕次氏 モデレータ:静岡大学情報学部教授 遠藤 正之氏 サイバー時代のリスクマネジメントとシステム監査について、改訂されたシステム監査基準、システム管理基準及びその具体的な指針としてのガイドラインをどう活用していくのか、内部監査人、監査役、弁護士といった異なる立場のパネリストにより、様々な観点から議論します。 |
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15:05-15:15 | 休憩(10分) | |
15:15-16:45 |
パネルディスカッション(後半) |
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16:45-16:50 | 閉会 |
司会:大会実行委員長・鈴木理事
【開催要領】
開催日時 | 2023年11月25日(土) 10:00〜16:50 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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開催場所 | Zoomオンライン開催(期間限定オンデマンド配信付)
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Zoom 接続方法の ご案内と 配布資料 ダウンロードサイトに ついて |
お申し込みいただいた方には、後日接続方法と、配布資料ダウンロードサイトの情報をPeatixからご案内します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
定員 | 450名(先着順) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加申込 | Peatixからお申し込みください。 →https://jssa-20231125.peatix.com |
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参加費 |
ご参加にはPeatix による事前申込みとクレジットカードでのお支払いが必要です。
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後援団体 (予定) |
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) NPO法人日本システム監査人協会(SAAJ) ISACA東京支部・名古屋支部・大阪支部・福岡支部 NPO法人日本セキュリティ監査協会(JASA) 日本ITガバナンス協会(ITGI) 日本セキュリティ・マネジメント学会(JSSM) 一般社団法人経営情報学会(JASMIN) 一般社団法人情報処理学会(IPSJ) 公益社団法人日本技術士会(IPEJ) 日本公認会計士協会(JICPA) 日本情報経営学会(JSIM) 一般社団法人日本内部監査協会(IIA-Japan) NPO法人ITコーディネータ協会(ITCA) 日本監査研究学会(JAA) 日本ガバナンス研究学会(JaGRA) 金融情報システム監査等協議会(FISAC) NPO法人情報システム監査普及機構(J-AISA) |
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資格継続 ポイント について |
大会終了後、アンケートにメールアドレス、氏名を回答いただくと、受講証明をご指定のメールアドレス宛に電子メールでお送りしますので、受講証明をご希望の方はアンケートに回答いただくようお願いいたします。 ●専門監査人の業績ポイントは 5ポイントです(複数区分の資格を取得している場合は1区分のみ対象) ●日本公認会計士協会のCPD(現在申請中)については、研修登録番号を11/28までにアンケートで入力していただきます。 ●その他の団体の資格継続ポイントについては、所属する団体にご確認下さい。 |
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イベント実行委員会 |
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主催 | システム監査学会 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 竃日学術フォーラム内 問合せフォーム https://www.sysaudit.gr.jp/toiawase/index.html |
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個人情報の取扱いについて | 申込時にご記入いただいた個人情報は、本会の運営管理目的外では利用しません。参加者リスト(氏名および所属)を講演者および大会関係者が閲覧することがあります。ただし、入手した情報を本大会の運営管理以外に利用することを禁止しています。個人情報の削除・訂正等を希望される場合は、学会事務局にご連絡ください。 |
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