システム監査学会は、下記のとおり、「2013年度第1回会計システム専門監査人資格認定講座」を開講いたします。
本講座の特色
カリキュラム | 本講座は財務報告の信頼性確保の内部統制の監査をIT統制に絞り込んで実施します。金融庁の実施基準に沿った監査を行うことにより、そこで生じる問題点を把握し、どう対処していくかなど、実践的なスタディ研修を中心に行います。 詳細カリキュラムはこちら |
講師陣 | 金融庁の実施基準検討作業に携わった方をはじめ、会計システムの内部統制監査の経験を持つ公認会計士が講師を務めます。 |
その他 | 本講座の内容は、金融庁や日本公認会計士協会の内部統制に関する最新の基準によっています。また、不正対応基準と会計システムについても学ぶことができます。 |
対象 | @システム監査学会認定「会計システム専門監査人」を目指す方の認定講座となります。 A組織体内部で内部監査の仕事をされる方のための研修としてもご参加いただけるように企画しております。 B内部統制とITとの関連を理解し、ITを利用した内部統制の整備を目指す企業の内部統制構築担当者にも、最適の講座です。 |
時間帯 開講日 |
1時限(9:30〜11:30) |
2時限(12:30〜14:30) | 3時限(14:45〜16:45) |
第1日目 (12/9 月) |
◆会計監査とシステム(1) ・財務諸表監査と内部統制監査の関係とIT(概論) (新起草に基づく監査基準に対応して内容を更新) |
◆会計監査とシステム(2) ・財務諸表監査と内部統制監査の関係とIT(対象となる範囲等各論) (新起草に基づく監査基準に対応して内容を更新) |
◆会計監査の電子化への対応 ・電子的監査証拠とXBRL |
講師:公認会計士 河西 正之 氏 |
講師:公認会計士 和貝 享介 氏 |
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第2日目 (12/10 火) |
◆リスクアプローチ ・不正とリスク ・リスクとは何か |
◆会計知識の基本(1) ・会計原則と会計基準 ・損益計算と資産評価の基本原則とその適用 |
◆会計知識の基本(2) 「会計知識の基本」 ・ITを利用した情報システムによる財務情報作成 |
講師:公認会計士 丸山 満彦 氏 |
講師:公認会計士 石島 隆 氏 |
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第3日目 (12/11 水) |
◆不正リスク対応基準におけるIT ・背景と概要、・ITにおける留意点 |
◆J-SOX実施基準におけるIT ・全社的統制 ・全般統制 ・業務処理統制 |
◆CATT利用の目的と意味 ・CAATの概要 ・CAAT利用の局面 ・CAATによる有効性の向上 ※PC操作研修ではありません |
講師:公認会計士 中村 元彦 氏 |
講師:公認会計士 伊藤 哲也 氏 |
講師:公認会計士 中原 國尋 氏 |
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第4日目 (12/12 木) |
◆情報処理、統制、モニタリング(統制の理解) ※一部事例研修を含む |
◆ERPパッケージのリスクと監査 ・ERPパッケージと内部統制を有効にするための留意点 |
◆ERPパッケージ監査事例 ・全般統制 ・業務処理統制 |
講師:公認会計士/ 会計システム専門監査人 清水 惠子 氏 |
講師:公認会計士/ 会計システム専門監査人 清水 惠子 氏 講師:会計システム専門監査人志村 政一 氏 |
講師:公認会計士/ 会計システム専門監査人 清水 惠子 氏 講師:会計システム専門監査人志村 政一 氏 他 |
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第5日目 (12/13 金) |
◆監査計画から監査報告まで(ケーススタディ) | ◆資格認定のためのテスト | |
講師:加藤 俊也 氏/清水 惠子 氏/中原 國尋 氏 |
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諸般の都合により、講義内容等に変更が生じる場合がありますが、ご了承下さい。
開講期間 | 2013年12月9日(月)〜12月13日(金) 9:30〜16:45(5日間) | |||||||||||||||||||
場所 | JIPDEC第2会議室 (東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル 地図はこちらから) | |||||||||||||||||||
受講料 |
(注1)ケーススタディは、4日目の午後2コマと、5日目午前1コマ午後1コマの2コマです。 (注2)会員とは、システム監査学会会員(正/学生/賛助会員)およびJIPDEC次世代電子情報利活用推進フォーラム会員を指します。それ以外の方は「非会員」となります。 (注3)講座開講後、受講者の都合によりキャンセル(欠席)される場合、受講料は返金できませんので、ご了承下さい。 |
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定員 | 15名 (定員になり次第締め切ります) | |||||||||||||||||||
申込/ 問合先 |
送付先 106-0032 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル システム監査学会 事務局 TEL:03-5860-7556/http://www.sysaudit.gr.jp |
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個人情報の 取扱いに ついて |
・申込時に入手した個人情報は、本講座の運営に利用させていただきます。 ・本講座運営のため、受講者の所属・部署・役職を講座担当講師が閲覧することがあります。 ただし、講師が入手した個人情報を本講座の運営以外に利用することは禁止しております。 ・本講座の運営は一般財団法人日本情報経済社会推進協会に委託しております。 |
資格認定講座の特色
@本講座は、システム監査学会認定の専門監査人を目指す方の認定講座(注1)となりますが、企業内で各区分の仕事に従事されている方、知識を修得したい方の受講も可能となっております。
A本講座の時間数は、大学における半期の授業時間(2単位)より多くなるよう設定しています。1時限を120分とし、1日3時限まで、合計15コマ、30時間で構成しています。
B本講座を修了した方(出席率90%以上、かつ最終日実施のテスト合格者(注2)で、後日行われる審査会で修了が認められた方)には、修了証を発行します。(注3)
C本会の正会員で、専門監査人に認定されるための基本条件である
システム監査技術者 または CISA(公認情報システム監査人)の資格
をお持ちの方は、受講した認定講座の修了をもって当該区分の専門監査人の資格申請の条件を満たしたことになりますので、申請を行うことができます。
申請書類受理後、書類審査、口頭試問の結果を受けて、認定判定を行います。
(注1)専門監査人の認定要件である専門分野資格を取得していない場合は、当該区分の認定講座を修了している必要があります。
(注2)出席率90%未満の場合、テスト受験の資格がなくなります。また、テスト不合格者は再テストを受けることができますが、再テストを受験する場合は受験料2万円を納入していただくことになります。
(注3)認定講座を修了しただけでは、専門監査人の資格は取得できませんのでご注意下さい。
専門監査人とは
システム監査の対象が複雑かつ多様化し、専門的能力を要する監査分野が増加してきていることに対応するため、システム監査学会は専門監査人資格認定制度を設け、要件を満たす者を専門監査人として認定いたします。
業務処理は情報システムが前提となり、IT環境が複雑・多様化するにつれ、一般的なシステム監査だけでは対応困難な状況となっております。
このような課題の解決は、特定分野における技術的、管理的に高度のスキルを持つ監査人を養成、確保することが必須となります。
専門性の高い職業としては医者がありますが、医者の世界には“専門医”が存在します。システム監査人の世界においても“専門監査人”が必要です。
すなわち、専門監査人とは、特定分野について高いスキルを持った監査人であるといえます。システム監査学会では、このような客観情勢を見据え、2004年度より学会正会員を対象とする「専門監査人資格認定制度」をスタートさせました。専門監査人とは、特定分野についての専門的なスキルを有する監査人です。
現在認定している区分は以下の3区分です。
@情報セキュリティ専門監査人
A個人情報保護専門監査人
B会計システム専門監査人
詳細は、専門監査人資格認定制度のページをご参照下さい。
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