【開催趣旨】
経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会、「Society5.0」を目指す我が国では、革新的な技術の社会実装を進めるために、社会構造の変化を含む、横断的かつマルチステークホルダーによるガバナンスへのリ・デザインを必要としており※、システム監査には、このSiciety5.0時代のトラスト再構築を支える重要なプレーヤーとして相応しい監査が期待されています。
こうしたシステム全体のアーキテクチャを設計・提案し、Society5.0時代の新たなデジタル市場基盤の構築において中心的な役割を果たすための組織として、独立行政法人情報処理推進機構デジタルにアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)が設立されました。本大会基調講演では、その活動について伺うとともに、Society5.0におけるガバナンスの基本となるアジャイル・ガバナンスの社会実装がどのように進むのか、AIやIoT、ビッグデータなど、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させるシステム(サイバー・フィジカルシステム)のトラストを支える監査・保証のアーキテクチャはどのように設計すべきかについて、「システム監査のRE-DESIGN」をテーマに議論を深めたいと思います。
また、本学会研究プロジェクト等の成果報告と研究成果(一般公募)の発表を行い、多様なシステム監査の展開について議論させていただきたいと思います。本学会会員のみならず、コンピューターサイエンス、情報システムの企画・開発・運用、情報セキュリティ、リスクマネジメント、内部監査、会計監査、外部監査・認証などの領域において理論と実践に携わっている関係各方面の方々のご参加をお待ち申し上げております。
※(参考)
「GOVERNANCE INNOVATION: Society5.0の実現に向けた法とアーキテクチャのリ・デザイン」
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200713001/20200713001.html
「GOVERNANCE INNOVATION Ver.2: アジャイル・ガバナンスのデザインと実装に向けて」
https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730005/20210730005.html
【プログラム】午前の部
9:00- 9:05 |
開会 |
<研究プロジェクト等発表(午前)> |
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9:05- 9:25 |
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9:25- 9:45 |
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9:45- 9:50 |
休憩(5分) |
9:50- 10:10 |
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10:10- 10:30 |
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10:30- 10:50 |
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10:50- 11:00 |
休憩(10分) |
<研究発表セッション コメンテータ (名古屋文理大学 吉田 洋氏)> |
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11:00- 11:20 |
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11:20-11:40 |
メンバー:金子力 氏、小宮弘信 氏、鈴木章彦 氏、田崎竹雄氏、藤野正純 氏、松井秀雄 氏、松田貴典 氏、山口雅和 氏これまで、システム監査は、主に「助言型システム監査」で、組織体の情報システムの成熟度を高めるために実施されてきた。一方、デジタル技術の革新により官民一体でDXが推進され、高度情報通信ネットワークを通じて多様な情報システムの構築がされ、デジタル社会が形成されるようになっている。これにより、情報システムの安全性や信頼性、効率性の客観的評価を外部に向けて表明することが求められるようになってきた。 この客観的評価のために保証型システム監査の重要性が増しているにもかかわらず、その具体的な手法が確立されていると言えない状況にある。本研究では保証型システム監査をその目的から @経営者主導方式 A委託者主導方式 B受託者主導方式 C社会主導方式の4つに分類し、言明書に基づく保証のアーキテクチャーを定義した。その研究成果を発表する。 |
11:40-12:00 |
ISMS認証登録判定委員会委員、ITコーディネータ)過去数年間、IT紛争を巡る裁判所判決から、「ベンダのプロジェクトマネジメント義務とユーザ協力義務」を調査してきた。 判決は、個別の事案に応じて、裁判官の心証判断が示されるが、過失相殺も含めて、ユーザ側に甘い場合が多いと言われてきた。しかし、最近は、ユーザ敗訴の逆転判決と言われるケースも報じられている。 本件では、ユーザ:野村ホールディングス・野村証券とベンダ:日本IBMの紛争を取り上げるが、これもユーザ敗訴の逆転判決と報じられた。報道では、ユーザ側の追加要望増大、ユーザ側特定個人の行動が問題視されているが、控訴審判決からはユーザ側の組織対応にも問題が潜んでいることが伺われたので、システム管理基準(ITガバナンス)の視点からの問題点を指摘することにしたい。 |
【プログラム】午後の部
13:00- 13:05 |
開会挨拶システム監査学会 会長 石島 隆 | |
13:05- 13:15 |
挨拶経済産業省 サイバーセキュリティ課長 奥田 修司 氏 | |
13:15- 13:55 |
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13:55- 14:00 |
休憩(5分) | |
14:00- 14:40 |
本講演では、証跡に基づいて行為の適切性を保証する監査プロセスを構造化するアシュアランスケースやディペンダビリティケース等の監査に役立つエンジニアリング技術を明らかにするとともに、活動プロセスのリスクを識別する機能共鳴分析法と不正のトライアングルとの関係についても紹介する。 |
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14:40- 15:20 |
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15:20- 15:30 |
休憩(10分) | |
<研究プロジェクト等発表(午後)> |
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15:30-15:50 |
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15:50- 16:10 |
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16:10-16:30 |
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16:30- 16:35 |
休憩(5分) | |
16:35- 16:55 |
専門性があることの本来に意義はなにか活動成果として何を求めるか、システム監査に求められるものは何かについて検討します。 |
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<特別プログラム>※「情報セキュリティと教育」研究プロジェクト報告は都合により中止となりました | ||
16:55- 17:15 |
本発表では、「システム監査基準」及び「システム管理基準」が抱えている課題と改訂に向けた取り組みの方向性について述べる。 |
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17:15-17:20 | 閉会 |
司会 大会実行委員会担当理事/大会実行委員長
【開催要領】
- 【開催日時】
- 2022年6月10日(金)9:00〜17:20
- 【開催場所】
- Zoomオンライン開催(期間限定オンデマンド配信付)
注1)参加には、インターネット接続可能で、Zoomアプリをインストールしたパソコン、スマートフォン、タブレット端末等が必要です。事前にhttps://zoom.us/testに接続し、通信サービスや利用機器、最新アプリの準備等、利用する環境をご確認の上お申し込みください。
注2)Zoomは申込時にご登録いただいたメールアドレスに対して1端末の接続となります。
注3)オンデマンド配信については、専用ページから2週間程度視聴可能とする予定です。
注4)オンデマンドの視聴開始については、動画内容確認後となります。オンデマンド配信の承諾を得られなかった講演・発表等、オンデマンド対象外となることがありますのであらかじめご了承ください。
- 【Zoom接続方法のご案内と配布資料ダウンロードサイトについて】
- お申し込みいただいた方には、後日接続方法と、配布資料ダウンロードサイトの情報をPeatixからご案内します。
- 【定員】
- 450人(先着順)
- 【参加申込】
- Peatixからお申し込みください。→ https://jssa-20220610.peatix.com
- 【参加費】
- ご参加にはPeatixによる事前申込みとクレジットカードでのお支払いが必要です。
申込期間 | 会員 | 後援団体会員 | 非会員 |
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2022年5月10日(火)〜2022年6月7日(火) | 3,000円 | 4,000円 | 5,000円 |
注5)会員とは、システム監査学会の正/学生/賛助会員をいいます。
注6)会員はメルマガで配信される割引コード、後援団体会員は各団体からメール配信される割引コード、またはPeatix申し込み画面の後援団体毎の割引コードを受付時に入力し、該当金額が表示されることを確認してお申し込みください。お支払い後の差額返金は行いませんのでご注意ください。
注7)講演者、発表者の都合や通信状況により、プログラムの一部がオンライン実施できないことがありえますが、すべてのプログラムが実施できない場合を除き、返金はいたしません。
注8)支払はクレジットカードのみです。カード会社から送付される「ご利用明細書」や「引き落とし明細書」が領収書になります。経理上、注文内容の詳細を含む必要がある場合などは、Peatixからのお申込み詳細メールの「領収データ>」をクリックすることで、領収データが入手できます。学会からの領収書は発行いたしません。
- 【後援団体(予定)】
- 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)、NPO法人日本システム監査人協会(SAAJ)、ISACA東京支部・名古屋支部・大阪支部・福岡支部、NPO法人日本セキュリティ監査協会(JASA)、日本ITガバナンス協会(ITGI)、日本セキュリティ・マネジメント学会(JSSM)、一般社団法人経営情報学会(JASMIN)、一般社団法人情報処理学会(IPSJ)、公益社団法人日本技術士会(IPEJ)、一般財団法人日本データ通信協会(JADAC)、日本公認会計士協会(JICPA)、日本情報経営学会(JSIM)、一般社団法人日本内部監査協会(IIA-Japan)、NPO法人ITコーディネータ協会(ITCA)、日本監査研究学会(JAA)、日本内部統制研究学会(JICRA)、金融情報システム監査等協議会(FISAC)
- 【資格継続ポイントについて】
- 大会終了後、アンケートにメールアドレス、氏名を回答いただくと、受講証明をご指定のメールアドレス宛に電子メールでお送りしますので、受講証明をご希望の方はアンケートに回答いただくようお願いいたします。
● 専門監査人の業績ポイントは5ポイント(複数区分の資格を取得している場合は1区分のみ対象)
● 日本公認会計士協会のCPEについては、研修登録番号を6/13までにアンケートで入力していただきます。
● その他の団体の資格継続ポイントについては、所属する団体にご確認ください。
- 【大会実行委員会】
- 担当理事 遠藤正之(静岡大学)
実行委員長 成田和弘(システム監査技術者, CIA, CISA)
委員 | 足立 憲昭(生活品質科学研究所) | 荒木 哲郎(赤坂山王総合法律事務所) |
石島隆(法政大学) | 浦上豊蔵(システム監査技術者) | |
神橋基博(且O井住友フィナンシャルグループ) | 黒澤兵夫(TAKE国際技術士研究所) | |
清水惠子(公認会計士) | 鈴木夏彦(日本電気梶j | |
西澤利治(鞄d脳商会) | 舩津宏(個人情報保護専門監査人) | |
福田啓二(潟Aンヴィックス) | 堀江正之(日本大学) | |
牧野博文(鞄月ナ) | 吉田博一(公立大学法人大阪) |
- 【主催】
- システム監査学会〒100-0003東京都千代田区一ツ橋1-1-1竃日学術フォーラム内
問合せフォーム https://www.sysaudit.gr.jp/toiawase/index.html
- (個人情報の取扱いについて)
- 申込時にご記入いただいた個人情報は、本会の運営管理目的外では利用しません。参加者リスト(氏名および所属)を講演者および大会関係者が閲覧することがあります。ただし、入手した情報を本大会の運営管理以外に利用することを禁止しています。個人情報の削除・訂正等を希望される場合は、学会事務局にご連絡ください。
当学会の個人情報保護方針はこちら→ https://www.sysaudit.gr.jp/privacypolicy/index.html
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