【開催趣旨】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による世界的な危機は、一方で私たちの社会生活や経済活動のデジタル変革を大きく加速しています。組織とインフラストラクチャ、およびそれを支える情報システムのトラスト、レジリエンス、サステナビリティは、ポストコロナの新しい経済構造、成長モデルへの変換を目指すデジタル変革の重要な課題です。
我が国のデジタル変革は、経済成長だけでなく、社会課題の解決や自然との共生を目指すSociety5.0、国連が掲げるSDGs(Sustainable Development Goals)の達成を目指すものとされており、具体的には、書面・押印・対面取引のデジタル化に向けたトラスト基盤の確立、サイバー・フィジカル・セキュリティ確保のためのソフトウェア管理手法の検討、サイバー攻撃等に対して企業活動をすばやく回復させるレジリエンスへの取り組み等が進められています。
今回の研究大会では、このような背景を踏まえてデジタル変革への課題について検討し、この課題にどのように取り組んでいくべきか、そしてシステム監査はどのような貢献をすべきなのかについて議論を深めたいと思います。
また、本学会 研究プロジェクトおよび専門監査人部会の成果報告と研究成果(一般公募)の発表を行い、多様なシステム監査の展開について議論をさせていただきたいと思います。
本学会会員のみならず情報システム、情報セキュリティ、リスクマネジメント、内部・外部監査などの領域において理論と実践に携わっている関係各方面の方々のご参加をお待ち申し上げております。
【プログラム】
【午前第1セッション】 |
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9:30- 9:35 |
開会挨拶システム監査学会 会長 石島 隆 | |
9:35- 9:45 |
挨拶経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課 課長 奥家 敏和 氏 | |
9:45- 10:25 |
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10:25- 10:35 |
休憩 | |
【午前第2セッション】 |
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10:35- 11:00 |
CISA 牧野 博文 氏2021年1月7日、米国大手航空機メーカーは2件の墜落事故に対する刑事捜査を巡り、従業員が安全性の問題について規制当局に誤解を与えた不正行為を認め、罰金2億4300万ドルと死亡した346人の遺族への補償22億ドルを支払う和解文書を司法省に提出した。当該和解文書で明らかにされた不正の概要とその再発防止のための対応を参考に、製品/サービスの安全・安心とその監査保証について、組織のあり方の観点を中心に考察する。 |
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11:00- 11:20 |
プロジェクト開催頻度は、1〜2ヶ月に1回程度、所要時間は1回2時間程度を予定しているので、会員の方の参加者を募集する。 |
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11:20- 11:35 |
JISやISOの規格、EDMとシステム監査、システム管理基準との関係を概説し、今後の国際基準検討委員会が規格と学会の研究成果との比較や活動の紹介をする。 |
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11:35- 12:00 |
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12:00-12:10 |
・対象とする情報処理形態、それに対する監査基準や規程等を確認し、オンラインで行う監査リスクや監査手法について調査・研究する。 |
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12:10- 13:00 |
昼休み | |
【午後第1セッション】 |
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13:00- 13:40 |
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13:40- 14:20 |
私たちは新型コロナウイルス問題への対応に目を奪われがちであるが、社会やビジネスのサステナビリティを保証し、Society5.0を実現するための取り組みとしてDXへの期待は大きい。 Socity5.0では、エコシステムやシステムオブシステムズなど複雑なシステム構造が想定されており、システムのバウンダリをどのように定めるか、個別/全体システムの信頼をいかにして構築するかが重要ではないかと考える。 この問題について、いくつかの切り口を定め、社会科学をベースに理論と実践の両面からアプローチすることにしたい。 |
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14:20- 14:30 |
休憩 | |
【午後第2セッション】(研究発表コメンテーター 遠藤正之氏、黒澤兵夫氏) |
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14:30-14:50 |
本稿は、N.ルーマンの社会システム理論に基づき、企業の説明責任において、目標に対する一貫性が信頼の源泉であること、一貫性を維持するためにITガバナンスが必要であることを示す。 |
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14:50- 15:10 |
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15:10-15:30 |
「情報セキュリティ」研究プロジェクト、 「AIと個人情報」研究プロジェクト、 システム監査技術者、 ISMS認証登録判定委員会委員、 ITコーディネーターインストラクター 芳仲 宏 氏システム開発におけるベンダのプロジェクトマネジメント義務とユーザの協力義務を巡る紛争につき、裁判所判決をベースに検証する。判決には、ベンダとユーザが紛争になるとは思わずに開発契約を締結し、システム完成を目指したシステム開発の実態が表現されている。 一般的には、ベンダとユーザの合意に基づいて、プロジェクト管理が遂行されるが、合意事項の形成・解釈がどのようなものであるかが問題となる。 判決から得られた @契約書に於ける合意、A付随事項の合意、B進行協議に於ける合意形成の3分類に纏めて、開発の実態を洗い出し、プロジェクトマネジメント義務・協力義務とは何かを考察し、システム管理基準との対比を試みる。 |
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15:30- 15:40 |
休憩 | |
【午後第3セッション】 |
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15:40- 16:05 |
プロジェクト2年目は、コロナ禍において企業における監査がどのように実施されたかについて、大手および中堅の上場企業2社の事例を研究した。それらの概要を報告する。 |
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16:05- 16:20 |
その目的のために制作されたデジタル教材「異世界で学ぶ はじめての情報セキュリティ」を紹介する。 |
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16:20‐ 16:30 |
このような情報システムの信頼性向上、取引の可視化の視点はシステム監査においても重要であると思われることから、今回、当プロジェクトでは、同モデル契約書を素材として、民法(債権法)改正による影響を確認するとともに、同モデル契約書における情報システムの信頼性向上・取引の可視化のための工夫を、システム監査に生かせる形でまとめる事としたいと考えている。 |
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16:30‐ 16:50 |
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16:50‐ 17:00 |
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17:00- 17:20 |
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17:20-17:25 | 閉会の挨拶 第35 回研究大会実行委員長 荒木 哲郎 |
都合により、講演内容に変更が生じる場合がありますが、ご了承ください。
許可のない講演・発表の録画・録音・画面キャプチャは禁止いたします。
【開催要領】
日時 | 2021年6月11日(金) 9:30〜17:25 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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場所 | Zoomオンライン開催(期間限定オンデマンド配信付) Zoom接続に関しては、申込時のメールアドレスからZoomアプリを使用した接続が必要になります。 オンデマンド配信については、所定のダウンロードサイト経由、2週間程度視聴可能となります。 オンデマンドの視聴開始については、大会実行委員会での動画内容確認後となります。 尚、配信の承諾を得られなかった講演・発表については対象外となります。 |
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定員 | 450名(先着順) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加費 | 会員3,000円/後援団体会員 4,000円/非会員 5,000円 (税込) |
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参加申込 支払方法 |
終了しました。
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Zoom接続方法のご案内と配布資料ダウンロードサイトについて | お申し込みいただいた方には、接続方法と、資料ダウンロードサイトの情報をメールでご案内します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後援団体 (一部依頼中) |
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) NPO法人日本システム監査人協会(SAAJ) ISACA東京支部・名古屋支部・大阪支部・福岡支部 NPO法人日本セキュリティ監査協会(JASA) 日本ITガバナンス協会(ITGI) 日本セキュリティ・マネジメント学会(JSSM) 一般社団法人経営情報学会(JASMIN) 一般社団法人情報処理学会(IPSJ) 公益社団法人日本技術士会(IPEJ) 一般財団法人日本データ通信協会(JADAC) 日本公認会計士協会(JICPA) 日本情報経営学会(JSIM) 一般社団法人日本内部監査協会 ITコーディネータ協会(ITCA) 日本監査研究学会(JAA) 日本内部統制研究学会(JICRA) 金融情報システム監査等協議会(FISAC) |
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資格継続 ポイント について |
大会終了後、アンケートにメールアドレス、氏名を回答いただくと、受講証明をご指定のメールアドレス宛に電子メールでお送りしますので、ご希望の方はアンケートに回答いただくようお願い致します。 ●専門監査人の業績ポイントは10ポイント(複数区分の資格を取得している場合は1区分のみ対象) ●日本公認会計士協会のCPEについては、研修登録番号を参加申込みの時に入力していただきます。 ●その他の団体の資格継続ポイントについては、所属する団体にご確認ください。 |
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大会実行委員会 |
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主催 | システム監査学会 〒106-0032 東京都港区六本木1-9-9 JIPDEC内 TEL 03-5860-7556 問合せフォームhttps://www.sysaudit.gr.jp/toiawase/index.html |
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個人情報の取扱いについて | ・申込時にご記入いただいた個人情報は、本会の運営管理目的外では利用しません。 ・参加者リスト(氏名および所属)を講演者および大会関係者が閲覧することがあります。 ・個人情報の削除・訂正等を希望される場合は、学会事務局にご連絡ください。 |
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