終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。 |
【開催趣旨】データは「21世紀の石油」とも言われ、世界的に流通量が増加しています。そのデータの流通の中心を担うクラウド環境が提供する先進技術とスケーラブルで大容量のインフラストラクチャーから新しいサービスが次々に生み出され、情報とシステムの舞台はクラウド環境に移りつつあります。
クラウド環境では、発展し続ける先進技術を誰でもすぐに利用できる一方、CPU、メモリー、ストレージ、ネットワーク等のハードウェアは仮想化され、すべてを仮想環境上のソフトウェア(コード)で制御するため、その管理や監査には従来と異なるアプローチが必要になります。このような環境変化を背景に、統一論題を「クラウド環境の変化とシステム監査-クラウドファーストからデフォルトへ-」といたしました。
本研究大会では、経済産業省様、EY新日本有限責任監査法人様のご講演、研究プロジェクトの研究成果報告、専門監査人部会の活動報告、研究発表により、システム監査についての多様な議論を予定しています。コロナ禍で、当初の5月開催から延期し、オンラインでの開催となりますが、本学会会員のみならず情報システム、情報セキュリティ、リスクマネジメント、内部・外部監査などの領域において理論と実践に携わっている関係各方面の方々のご参加をお待ち申し上げております。
【プログラム】
【午前第1セッション】 |
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9:40- 9:45 |
午前開会挨拶第34回研究大会実行委員長 遠藤 正之 | |
9:45- 10:05 |
プロジェクト初年度の活動としては、マイナビ事件や、GAFA規制、ダウンロードの違法化等の2019年度に発生した事件・規制等を整理・検討した他、コーポレート・レピュテーション等のシステム監査人が留意すべき新たな企業価値について研究した。それらの概要を報告する。 |
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10:05- 10:25 |
CISA 牧野 博文 氏2015年にISO27017が発行された事を受け、本研究では、クラウド未導入の企業へ、安全でセキュアなクラウド活用の普及と促進を役立てることを目的に、クラウドセキュリティのチェックリスト等のガイドラインをまとめる事を目的に検討を行ってきた。ガイドラインの主な提供先として中小企業を想定し、現在の市場動向に合わせて分析を行い、より実践的になるように検討を重ねた。 さらに、「クラウドサービスの普及」や、「クラウド安全性評価の監査制度」の活用にもつながる事を想定し、ガイドラインの調整を行った。 |
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10:25- 10:45 |
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10:45- 11:00 |
休憩 | |
【午前第2セッション】 |
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11:00- 11:20 |
当研究会では、新システム監査制度(新監査基準および新管理基準)の普及と啓蒙を目的とし、業務継続管理および人的資源管理におけるシステム監査等について、調査・研究を行った。 |
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11:20- 11:40 |
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11:40-12:00 |
本報告では、2つの裁判例を比較すると共に、システム監査において注意すべき点等について、システム管理基準などから検討した内容を報告する。 |
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12:00- 13:00 |
昼休み | |
【午後第1セッション】 |
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13:00- 13:05 |
午後開会挨拶システム監査学会 会長 石島 隆 | |
13:05- 13:15 |
挨拶経済産業省 商務情報政策局 情報経済課長 松田 洋平 氏 | |
13:15- 13:50 |
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13:50- 14:25 |
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14:25- 14:40 |
休憩 | |
【午後第2セッション】(研究発表コメンテーター 堀江正之氏、黒澤兵夫氏) |
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14:40-15:00 |
関係団体の協力の下、「システム監査基準」、「システム管理基準」の継続的な改善を目指す「システム監査・管理基準連絡会」の取組みについて解説し、将来に向けた展望を示す。 |
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15:00- 15:20 |
クラウドを活用して安心・安全なサービスを提供し続けるためのアーキテクチャはどうあるべきか、それぞれのサービスはどのようにデザインすべきか、その管理と監査はどうあるべきかについて、クラウドサービスの技術的側面やクラウド利用に関する考え方の国際的な動向を踏まえて考察する。 |
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15:20-15:40 |
(以下グループメンバー) 一般社団法人インターネットコンテンツ審査監視機構 久保谷 政義 氏 早稲田大学基幹理工学部 齋藤 大輔 氏 ダブルインフィニティコーディネート 齋藤 博美 氏 明治大学サービス創新研究所 タツナミシュウイチ 氏若年層に対する情報セキュリティ教育では、知識や技能を伝達すると同時に、態度や理念も養成しなければ実践的な対応力が身に付かない。 これを実際のサーバー環境上で行うと、態度や理念の養成が十分でないと、学んだ知識をサイバー攻撃に転用する学習者が出ることも懸念される。そこで 本事例では、情報セキュリティのインシデントをロールプレイングゲーム風に再現したワールド(異世界)をサンドボックス型ものづくりゲームであるMinecraftの仮想空間に構築し、学習者はゲームプレイヤーとして、世界のインシデントに対話的に対応することで情報セキュリティ対策を体験的に学ぶGame Based Learningの手法 を用いたデジタル教材を制作したので報告する。 |
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15:40- 16:00 |
「情報セキュリティ」研究プロジェクト、 「AIと個人情報」研究プロジェクト、 システム監査技術者、 ISMS認証登録判定委員会委員、 ITコーディネーターインストラクター 芳仲 宏 氏昨年も同様のテーマで、契約書にプロジェクトマネジメント義務、協力義務が具体的に明記されたケースを取り上げた。その際、旭川医科大とNTT東日本の紛争にも触れたかったが、判決の最終結果が、その時点では確認できなかったので、あらためて、検証しようと考えていた。 この事件では、NTT東日本(ベンダ)のプロジェクトマネジメント義務と旭川医科大(ユーザ)の協力義務の判断が、旭川地裁と札幌高裁で、大逆転の判決となった。この経緯を札幌高裁判決文から検証し、本稿で述べる。 大逆転の判決が出たが、最高裁へ上告されたので、札幌高裁判決が確定した訳ではなかった。最高裁の見解が注目されたが、最高裁資料の入手に手間取り、大逆転の判決(札幌高裁)の確定が確認できたので、あらためて、プロジェクトマネジメント義務と協力義務を考察し、システム管理基準との整合性を見る。 |
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16:00- 16:15 |
休憩 | |
【午後第3セッション】(研究発表コメンテーター 堀江正之氏) |
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16:15- 16:35 |
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16:35- 16:55 |
情報セキュリティをめぐる状況は、昨年から今年にかけ公表されたサイバーフィジカルセキュリティ対策フレームワーク、クラウド安全性評価制度をはじめ、話題の2025年の崖克服やITの利活用といったDX(デジタルトランスフォーメーション)やSDGs、加えて昨年の台風やゲリラ豪雨などがもたらす自然災害のリスク、AIシステムの問題など、今後10年を踏まえ非常に重要な局面を迎えていると思う。 本研究会では、こうした状況を踏まえ、新規研究メンバーを募集して、新メンバーの意見も反映する中で新しい研究テーマを決定し、取り組んで参りたいと考えている。 現在、以下のようなテーマが挙がっている。 ・AIとシステム監査 ・サイバーフィジカルセキュリティ対策フレームワーク ・バイタルBCP:安否確認システムと事業継続システムの連携 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げる次第である。 |
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16:55‐ 17:15 |
テクノロジーの技術的進展は目覚ましく、AI、クラウド、5Gをベースにしたデータ・テクノロジーの動きは、今後システム監査を行っていく上でもインパクトは大きく、AIを利用した開発のリスク、AIをめぐる個人データの取扱い、安全面の配慮等、課題も多く見受けられ、検討しておく必要に迫られた。主に資料/文献調査をベースに、AI(機械学習、ディープラーニング)の開発プロセス、AIの得意・不得意、AI利用のリスク、個人情報との兼ね合いを理解することで、システム監査をする上でのシステム管理基準等の課題をあげ、最後に「AIとシステム監査」プロジェクトの今後の方向性を示す。 |
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17:15‐ 17:35 |
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17:35-17:40 | 閉会の挨拶 システム監査学会副会長 清水 惠子 |
許可のない講演・発表の録画・録音は禁止といたします。
プログラムの内容が変更になる可能性がありますが、ご了承ください。
【開催要領】
日時 | 2020年11月6日(金) 9:40〜17:40 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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場所 | Zoomオンライン開催(期間限定オンデマンド配信付) Zoom接続に関しては、申込時のメールアドレスからの接続が必要になります。 オンデマンド配信については、所定のダウンロードサイト経由、2週間程度視聴可能となります。 オンデマンドの視聴開始については、大会実行委員会での動画内容確認後となります。 なお、配信の承諾を得られなかった講演・発表については対象外となります。 |
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定員 | 450名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加費 | 会員3,000円/後援団体会員 4,000円/非会員 5,000円 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参加申込、支払方法 |
本大会参加には、Peatix による事前申込みとクレジットカードでのお支払いが必要です。 ※クレジットカード払いのみになります。カード会社から送付される「ご利用明細書」や「引き落とし明細書」が領収書になります。経理上、注文内容の詳細を含む必要がある場合などは、Peatix からのお申込み詳細メールの「領収データ>」をクリックすることで、領収データが入手できます。学会からの領収書は発行いたしません。 |
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申込受付期間 | 10月6日(火)〜11月2日(月) |
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後援団体 |
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) NPO法人日本システム監査人協会(SAAJ) ISACA東京支部・名古屋支部・大阪支部・福岡支部、 NPO法人日本セキュリティ監査協会(JASA) 日本ITガバナンス協会(ITGI) 一般社団法人日本セキュリティ・マネジメント学会(JSSM) 一般社団法人経営情報学会(JASMIN) 一般社団法人情報処理学会(IPSJ) 公益社団法人日本技術士会(IPEJ) 一般財団法人日本データ通信協会(JADAC) 日本公認会計士協会(JICPA) 日本情報経営学会(JSIM) 一般社団法人日本内部監査協会 ITコーディネータ協会(ITCA) |
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資格継続 ポイント について |
大会終了後、アンケートにメールアドレス、氏名を回答いただくと、受講証明をご指定のメールアドレス宛に電子メールでお送りしますので、受講証明をご希望の方はアンケートに回答いただくようお願いいたします。 ●専門監査人の業績ポイントは10ポイント(複数区分の資格を取得している場合は1区分のみ対象) ●日本公認会計士協会のCPEについては、研修登録番号を参加申込みの時に入力していただきます。 ●その他の団体の資格継続ポイントについては、所属する団体にご確認ください。 |
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大会実行委員会 |
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主催 | システム監査学会 〒106-0032 東京都港区六本木1-9-9 JIPDEC内 TEL 03-5860-7556 問合せフォームhttps://www.sysaudit.gr.jp/toiawase/index.html |
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個人情報の取扱いについて | ・申込時にご記入いただいた個人情報は、本会の運営管理目的外では利用しません。 ・参加者リスト(氏名および所属)を講演者および大会関係者が閲覧することがあります。 ・個人情報の削除・訂正等を希望される場合は、学会事務局にご連絡ください。 |
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