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現代社会は、ICT(Information and Communication Technology)に依存した社会であり、ICTなしには、企業も社会もなりたちません。しかし、ICTが高度活用すればするほど、その「効用(恩恵)」を受ける反面、その効用に隠された「脆弱性」は、より広範にICTとの関連性がわからなくなるほどに複雑になり、潜在化することになります。近年発生した原子力発電事故、大手銀行のシステム障害、国際的な個人情報漏洩事件など、ICTとの関連性は見えず、経営的組織的マネジメントのミスや失敗で、その修復が遅れ、致命的な問題になりつつあります。また、その原因は、「想定外の事故や災害の発生」となり、セキュリティ対策や危機管理(クライシスマネジメント)、リスクマネジメントの難しさのみが印象づけられてしまうことになります。これでは、健全な情報化社会は期待できなくなります。想定外の脆弱性の一つひとつをひも解きながら、これまで経験し実施してきたリスクマネジメントやクライシスマネジメントを適用し、できる限り想定外の問題を小さくして対策をとる必要があります。たとえば、BCP(事業継続計画)の見直しやコンティンジェンシープラン(不測事態対応計画)など、新たな対策の見直しは典型的な事案です。 今、このことを指摘し、対策の見直しや改善を促すシステム監査が求められるのです。「想定外脆弱性」と言われるなかで、システム監査の重要性と新たな役割を討議していきます。 なお、今回のシンポジウムでは、講演と研究発表を行います。多くの方の参加をお待ちしております。 |
総合司会 優成監査法人 山本 孟
10:30-10:40 | 開会挨拶 大会実行委員会 委員長 松田 貴典 会長挨拶システム監査学会 会長 松尾 明 |
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10:40-11:40 | 基調講演 「想定外脆弱性時代の経営−阪神大震災から学ぶ教訓と対応−」 (株)神戸製鋼所 顧問(元代表取締役副社長 鉄鋼事業部門長) |
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司会:追手門学院大学 酒井 哲夫 氏 | ||
11:40-12:40 | 昼 休 み | |
12:40-16:45 | 研究発表 (発表30分/コメント・質疑応答5分) 研究発表要旨はこちら | |
【トラック1】 統一論題:想定外脆弱性 4階 411&412教室 | 【トラック2】 共通テーマ:システム監査関連 4階 414&415教室 | |
統一論題T 座長:日本大学 齋藤 敏雄 氏 | システム監査関連T 座長:日本大学 堀江 正之 氏 | |
12:40-13:15 | 研究発表1-1 「クラウド型システム開発環境の利便性と 情報セキュリティ」 | 研究発表2-1 「スマートフォンウイルスと情報セキュリティ」 |
発表者:(株)エヌエスソリューションズ 山北 和司 氏 | 発表者:帝塚山大学 高瀬 宜士 氏 | |
コメンテータ:関西学院大学大学院 木村 安寿 氏 | コメンテータ:三洋ITソリューションズ(株) 浦上 豊蔵 氏 | |
13:20-13:55 | 研究発表1-2 「APTを踏まえた情報セキュリティに求められる要素についての考察」 | 研究発表2-2 「クラウド時代のITガバナンス」 |
発表者:情報セキュリティ大学院大学 岩崎 正治 氏/原田 要之助 氏 | 発表者:飛田 治則 氏 | |
コメンテータ:東京地方裁判所 芳仲 宏 氏 | コメンテータ:(株)ニイタカ 雜賀 努 氏 | |
14:00-14:35 | 研究発表1-3 「番号制度におけるデータ正確性確保の施策に関する考察」 | 研究発表2-3 「クラウド・コンピューティングのシステム監査 -システム管理基準からのアプローチ-」 |
発表者:情報セキュリティ大学院大学 高梨 智治 氏/原田 要之助 氏 | 発表者:パナソニック溶接システム(株) 深瀬 仁 氏 | |
コメンテータ:稲垣隆一法律事務所 稲垣 隆一 氏 | コメンテータ:第一法律事務所 福本 洋一 氏 | |
14:35-14:50 | 休 憩 | |
統一論題U 座長:横浜市立大学 野々山 隆幸 氏 | システム監査関連U 座長:城西国際大学 本田 実 氏 | |
14:50-15:25 | 研究発表1-4 「企業におけるデジタル証拠保全についての考察」 | 研究発表2-4 「日本企業におけるGRCの現状に関する実態調査の報告」 |
発表者:情報セキュリティ大学院大学 橋本 誠 氏/原田 要之助 氏 | 発表者:追手門学院大学 酒井 哲夫 氏 | |
コメンテータ:TAKE国際技術士研究所 黒澤 兵夫氏 | コメンテータ:イオンリテール(株) 城 順平 氏 | |
15:30-16:05 | 研究発表1-5 「CSRからCSVへの展開−社会影響を配慮した見直し-」 | 研究発表2-5 「自治体のシステム共同化に関するシステム監査」 |
発表者:大阪成蹊大学 小倉 哲也 氏 | 発表者:近畿大学 津田 博 氏 | |
コメンテータ:東京経済大学 佐藤 修 氏 | コメンテータ:オムロン(株) 是松 徹 氏 | |
16:10-16:45 | 研究発表1-6 「ネット家電の『想定外』事態への対処に関する考察」 | 研究発表2-6 「今日的基準によるシステム監査の適用」 |
発表者:大阪市立大学大学院 冨田 克彦 氏 | 発表者:大阪府・摂南大学 吉田 博一 氏 | |
コメンテータ:三洋ITソリューション 浦上 豊蔵 氏 | コメンテータ: (株)オオコシ セキュリティ コンサルタンツ 安尾 勝彦 氏 | |
16:45-16:55 | 閉会挨拶 システム監査学会 副会長 稲垣 隆一 |
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17:10-18:30 | 懇親会(レセプションルーム 図書館棟2階) (司会:帝塚山大学 高瀬宜士) |
都合により、報告内容・報告者等が変更されることがありますが、ご了承下さい。
日時 |
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場所 | 大阪成蹊大学 相川キャンパス 北館3階プラムホール(300番教室)他 (大阪市東淀川区相川3丁目10-62) 地図はこちら (阪急 相川駅から徒歩5分程度) |
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参加費 |
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主 催 | システム監査学会(JSSA) 事務局 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 TEL 03-3432-3166/Webからの問合せはこちらから |
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後援団体 | 財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) NPO法人日本システム監査人協会(SAAJ) ISACA東京支部/名古屋支部/大阪支部 NPO法人日本セキュリティ監査協会(JASA) 日本ITガバナンス協会 日本セキュリティ・マネジメント学会 一般社団法人経営情報学会 一般社団法人日本リスク研究学会(予定) |
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個人情報の 取扱い について |
・申込書に記載していただいた個人情報については、本会の運営管理目的外では利用いたしません。 ・参加者リスト(氏名および所属)を講演者および大会関係者が閲覧することがあります。 ただし、入手した情報を本大会の運営管理以外に利用することを禁止しております。 ・個人情報の削除・訂正等を希望される場合は、学会事務局にご連絡下さい。 |
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資格継続 ポイント について |
シンポジウム終了後(当日)、受講証明書を発行いたします。 ●専門監査人の業績ポイントは 10ポイントです。 (複数区分の資格を取得している場合は、1区分のみを対象とします) ●ITコーディネータの知識ポイントは、4.5時間分(4時間1ポイント相当、上限なし)です。 ●その他の団体の資格継続ポイントについては、所属する団体にご確認下さい。 *団体指定で受講証明書の様式が決まっている場合は、当日ご持参下さい。 |
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